《グレンギリー GRENGARIOCH 1983～2004ゴールデンカスク》

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東ハイランドの古典的美酒「グレンギリー」は麦芽の甘みと、花のような芳しさをもったハイランドモルトです。

グレンギリー蒸留所の創業は1797年と、スコットランド最古の蒸留所の一つと言われています。1994年にモリソン・ボウモア社からサントリーの傘下となりましたが、1995年に操業停止。1997年に操業を再開し今に至っています。サントリーによる買収以降は、オフィシャルボトルが意欲的にリリースされています。

かつてはピートの利いたクラシックな風味がハウススタイルでしたが、今日ではその傾向が薄れ、華やかで洗練されたウイスキーを造っています。ヒースの蜂蜜のようなニュアンスもこのウイスキーの特徴で、長く寝かせたグレンギリーにはレーズンやプルーンのようなフレーバーをもったものも見受けられます。

グレン・ギリーという名はゲール語で「谷の荒れた土地」を意味し、「Glen Garioch」と綴ります。英語的な感覚では、ちょっとグレン・ギリーとは読めませんよね。

蒸留所があるのは、東ハイランドのオールドメルドラムという、のどかで小さな村。その一帯は大麦の一大生産地としても知られ、かつては多くの蒸留所が操業していました。

グレンギリー蒸留所のユニークな特徴の一つは北海油田から産出する天然ガスをポットスティルの熱源として利用していることです。天然ガスの利用は、グレンギリーが1983に実用化に成功、以来、他の多くの蒸留所がそれを試みています。

The Golden Caskは、ラフロイグ、スプリングバンクの蒸留所長を歴任した名匠ジョン・マクドゥーガルが選び抜いたカスクから、ごく少数リリースのこだわりのシングルモルトのシリーズ。
今回は、貴重な1983年ヴィンテージが選ばれており、クラシックファンには堪らない1本となっています。

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