たったひとりしかいない男という意味での“ONE MAN”。アコースティック+オーケストラ・ライヴ作品『VOICE』に引き続き、2002年12月16日日本武道館公演の映像がリリースされた。ちょうど1年前の同日同所でのライヴもすでにDVD化済だが、デビュー30周年を超えてなお「今の矢沢が面白い」と自ら言える矢沢の好奇心は、ステージの圧倒的な完成度に加えて、生の一瞬をどんどん記録しようという欲望となってスリルを映像に与えている。これなら毎年出してもいい。DISC-2には、5万人が集った2002年9月のバースデイ・コンサートの模様などとともにインタビューを収録。話題はファン向けだが、豊かな表情が注釈付けを野暮にさせる。徹底したプロ意識の間から時折のぞく憎めない笑顔は、まるでいたずらっ子のようだ。孤高の“ONE MAN”。しかし、自らのカリスマを楽しみ、皆に愛されている。フランク・シナトラを例に語る、その理由もよくわかる。

此参考翻译(中文)功能是由Google翻译所提供，本网站不保证翻译内容之正确性