2018年「アーストン」シリーズを発売。 シリーズには「シーカスク」「ランド カスク」があり、ともに10年熟成のシングルモルトです。 「シーカスク」は、沿岸部での熟成の影響を強調するように、「ランドカスク」は、さらに内陸の倉庫で熟成され、ハイランド産ピートを使用し、甘くスモーキーなモルトに仕上げられています。 スコッチウイスキーにおける「味覚メッセージの簡素化」を目指し、ウィリアム・グラント＆サンズ社の2人はこう述べています。 マスター・ブレンダーであるブライアン・キンズマン氏 「私たちは、1つのブランドが、スコットランドの環境とウイスキーを熟成させる要素からインスピレーションを得て、全く異なる、とても刺激的な2つの風味を開発しました。10年という熟成年数から、初めて飲む人だけでなく、経験豊富なシングルモルト愛好家も興味をそそる、深みのある味わいの充実したシングルモルトウイスキーが期待できます」 「SEA CASK シーカスク」は、海沿いの貯蔵庫で熟成されたもので、ピートの要素はなく滑らかで穏やか、わずかに感じる海塩が心地よいシングルモルトウイスキー。Ailsa Bay distillery Lowland Single Malt Scotch Whisky ウイスキーを科学する蒸留所 2007年、ウィリアム・グラント＆サンズ社は、かつてレディーバーン蒸留所があったガーバンの地にアイルサベイ蒸留所を建設しました。この時は、グラント社のブレンド（ファミリー・リザーブ・シリーズとクラン・マクレガー）が成長していただけでなく、同社の2つのフラッグシップ・モルトであるグレンフィディックとバルヴェニーの需要も高まっていた時期です。後者へのプレッシャーが、8基のスチルを備えた年間5mリットルの工場を建設する主な理由となりました。 8年間の製造期間を経て、シングルモルトとしてアイルサベイが初めて公式にボトリングしたのは、2016年2月にリリースされた年代不詳のヘビーピーテッドウイスキーでした。このウイスキーは、蒸留酒のカットポイント、ヴァッティング、熟成、さらには「甘さの測定」といった革新的な技術を組み合わせることで、生産体制の柔軟性を最大限に引き出したものです。

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